高齢者に温もり届ける「シルバー食堂」　湖南省長沙

高齢者を対象としたコミュニティ食堂（撮影・薛宇舸）。

湖南省長沙市天心区裕南街街道（エリア）にある東瓜山コミュニティは、高齢者の多い古いコミュニティで、60歳以上の高齢者が1000人以上暮らしている。空の巣老人（子どもが巣立った後に残された高齢者）や一人暮らしの高齢者、後期高齢者なども多い。そのため、同コミュニティは2022年7月から、無料でスペースを提供して、長沙市のシルバー公益サービスセンターを導入したほか、コミュニティで暮らす高齢者を対象としたレストランも開設した。現時点で、1日3食を提供し、1日当たり延べ300人の高齢者が利用している。またレストランは、デリバリー配達員をしているボランティアとも協力し、15分以内の範囲なら、一人暮らしをしている後期高齢者や要介護高齢者、障がいを抱える高齢者などを対象に、無料で食事を届けるサービスを模索している。（編集KN）

「人民網日本語版」2023年12月27日