南中国海関連の日本側の誤った主張について中国大使館報道官が談話発表
人民網日本語版 2023年12月15日14:30
南中国海関連の日本側の誤った主張について、在日本中国大使館の報道官は15日に発表した談話で次のように指摘した。
日本の外務省は12月13日の報道発表で、南中国海問題において中国を非難し、フィリピンに加担する誤った言論を撒き散らした。中国はこれに強い不満と断固たる反対を表明し、すでに日本側に厳正な申し入れを行った。
黄岩島(スカボロー礁)は中国固有の領土であり、仁愛礁(アユンギン礁)は中国の南沙(スプラトリー)諸島の一部分であり、中国は黄岩島及びその周辺海域と仁愛礁を含む南沙諸島及びその周辺海域に対して争う余地のない主権を有する。最近、フィリピン側船舶が中国側の再三の制止や警告を顧みず、中国の黄岩島及び仁愛礁の周辺海域に執拗に突き進んだうえ、現場の中国側船舶に危険な形で衝突した。これは中国の主権への重大な侵害であり、中国側船舶及び人員の安全を脅かすものである。
日本は南中国海問題の当事国ではないにもかかわらず、自国の利益のために、中国の正当かつ合法的な海上権益保護・法執行活動に対して非難し、フィリピンによる中国への主権侵害を後押しし、海洋関連の問題で双方間にもめ事を起こさせている。こうしたやり方は国連憲章の趣旨と原則に直接的に違反し、地域情勢の緊張を激化させるものである。
我々は日本側に対して、直ちに中国に対する非難やイメージ毀損を止め、対立や対抗を焚き付けることを止めるよう促す。南中国海の平和と安定にこれ以上損害を与えてはならず、中日関係の改善と発展に新たな妨害をもたらしてはならない。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年12月15日
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