新疆ご当地グルメ「大盤鶏」を提供する店が最も多いのは新疆に非ず!

人民網日本語版 2023年12月12日16:06

新疆維吾爾(ウイグル)自治区のご当地グルメの中で、大盤鶏(鶏肉とジャガイモのスパイシー煮込み)は絶対に外すことのできない一品だ。

しかし、「新疆生まれ」の「大盤鶏」が実は河南省で最も人気が高いことは、あまり知られていないかもしれない。ある研究によると、今年11月の時点で、「大盤鶏」を食べることのできる店の数ランキングトップは河南省で、全体の35.3%を占めていた。以下、2位が河北省(14.4%)、3位は山西省(13.4%)で、4位が新疆(9.4%)、5位は陝西省(5.0%)だった。

新疆河南工商企業聯合会の孫磊会長によると、新疆の「大盤鶏」が河南省で人気が高いのは、両地域の人々が密接に交流し、行き来している結果だとしている。改革開放(1978年)以来、多くの河南省出身者が新疆において投資したり、起業したり、働いたりするようになり、「大盤鶏」の作り方を覚え、それを河南省に持ち帰ったのだという。また、河南省の養鶏業も発達しており、新疆から生まれ故郷の河南省に戻って起業した人々が、地元の食材を使って「大盤鶏」を提供する店を開くようになったという。

新疆餐飲協会の王若氷会長は、「新疆のご当地グルメで、他の地域に対する影響力ランキングトップは『羊肉の串焼き』で、2位が『大盤鶏』。『大盤鶏』が河南省で人気が高いのは、皮帯麺(太麺)と一緒に提供される点も関係している。なぜなら河南省は麺を主食とする地域でもあるからだ」としている。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年12月12日

注目フォトニュース

関連記事