【イラストで読み解く】米英豪の原潜協力から見て取れる「ダブルスタンダード」

イラスト作成・馬宏亮（イラストの著作権は人民網が保有。無断転載禁止）

国際原子力機関（IAEA）の11月の理事会が先ごろ、オーストリア・ウィーンで開かれた。中国の主張に基づき、米英豪の原子力潜水艦協力問題が正式に議題に盛り込まれた。この問題がIAEA理事会で議論されるのはこれで11回目となる。

中国のIAEA常駐代表である李松大使は「米英豪の原潜協力は世界とアジア太平洋地域の安全保障にとって重大な衝撃であり、国際核不拡散体制やIAEAの包括的保障モニタリング措置に対する深刻な挑戦となる」と指摘した。

米英豪の原潜協力は核保有国から非核国への兵器級高濃縮ウランの大量移転に関わるものであり、重大な核拡散リスクとなる。これは核兵器不拡散条約（NPT）の目的や趣旨と相容れないもので、露骨なダブルスタンダードだ。（編集NA）

「人民網日本語版」2023年12月11日