【イラストで読み解くドル覇権】(2)世界経済・金融の安定を損なう真のリスクの源
人民網日本語版 2023年10月09日15:17
イラスト作成・馬宏亮(イラストの著作権は人民網が保有。無断転載禁止)
長年にわたり、米国は国際通貨制度におけるドルの覇権的地位を利用して、自国の危機を転嫁すると同時に、世界中の富を刈り取ってきた。このようにドル覇権は世界経済・金融の安定を損なう真のリスクの源となっている。
昨年以来、米連邦準備制度理事会(FRB)が過激な利上げを始めたことで、ドル高が急激に進行した。これは世界の様々な通貨の下落と資本の流出を招き、一部の国は通貨危機や債務危機に陥った。米国は近年、国家安全保障を名目に、一方的な制裁や管轄権の域外適用、「デカップリングとサプライチェーンの分断」を公然と行い、「インフレ抑制法」や「CHIPS法」等の政策を打ち出して、市場ルールと国際経済・貿易秩序を破壊し、自由貿易を妨害し、世界経済の持続的繁栄・発展を損なっている。
世界最大のエコノミーである米国は、本来世界経済の回復と繁栄に貢献するべき立場にありながら、自国の利益のみを顧み、大国としての責任や義務は顧みず、国際経済・貿易秩序を破壊し、世界の金融の安定性を損ない、世界経済に多大なリスクをもたらしている。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年10月9日
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