中国の「山水プロジェクト」、生態系修復・保全面積が累計で533万ヘクタールに

人民網日本語版 2023年12月05日14:34

自然資源部(省)が4日に明らかにしたところによると、中国は近年にわたり重要生態安全保障をめぐり、全国重要生態系保護・修復重要プロジェクト全体計画を実施し、山水林田湖草砂一体化保護・修復プロジェクト(山水プロジェクト)を実施している。現在まで累計533万ヘクタールの対策を行っている。中央テレビニュースが伝えた。

自然資源部によると、国は現在まで50以上の山水プロジェクトを計画・実施している。生態系の完全性と地理的単位の連続性を総合的に考慮し、体系的・総合的・抜本的な対策を実施し、累計533万ヘクタールの対策を行っている。また自然資源部はブルーベイ対策行動、海岸帯保護・修復プロジェクト、マングローブ保護・修復特定行動を着実に推進しており、2000kmに及ぶ海岸線の対策・修復を実施し、海沿いの4万ヘクタールの湿地の修復を行っている。中国のマングローブの面積は2万9200ヘクタールに達し、世界で数少ない純増の国の一つになっている。

自然資源部は4日、37件の国土空間生態保護・修復典型例を発表した。こうした例は中国の生態修復分野の模索によって形成された典型的な技術モデル・科学的措置及び各地の統合管理、体制・メカニズム、資金調達などの面の経験と手法を整理したものだ。華北川・湖生態給水、錫林浩特退化草原生態修復、重慶広陽島生態修復実践イノベーションなどの37件の典型例は17省(区・市)に及び、いずれも国家生態安全保障またはエリア生態安全保障の重要ノードに分布している。湖沼、湿地、河口、中洲、砂漠、鉱山、劣化した土地など複数のタイプ及び自然保護区、流域、海岸帯、島など複数種類のエリアをカバーしている。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年12月5日

注目フォトニュース

関連記事