北京のAI基盤モデル数が中国一に

人民網日本語版 2023年12月01日13:20

11月29日、人工知能計算大会(AICC)2023で「北京市人工知能(AI)業界基盤モデルイノベーション応用白書(2023年)」が発表された。同白書によると、北京は現在、中国のAI分野におけるイノベーションの基礎が最も優れ、人材資源が最も集中し、研究開発・イノベーション能力が最も高く、製品の世代交代が最も活発な地域となっている。すでに122の基盤モデルイノベーションチームを持ち、中国全土の約半数を占めており、基盤モデルの数は中国一。北京日報が伝えた。

グローバルで見ると、世界各国はいずれも基盤モデルの研究開発と応用を積極的に推進している。同白書によると、米国と中国が現在発表している汎用基盤モデルの数は世界の発表量の80%を占め、基盤モデル技術分野のリード役になっている。中国全土を見ると、北京は基盤モデルへの進出が最も早く、現在中国のAI分野におけるイノベーションの基礎が最も優れ、科学研究チームが最も集中し、技術力が最も高く、モデルの世代交代が最も活発な地域となっている。2023年10月現在、中国のパラメータ数が10億以上の基盤モデルを持つメーカー及び大学・研究所は計254ヶ所で、20以上の省(直轄市)・地区に分布している。うち北京は122ヶ所。

北京の基盤モデルの市場応用の可能性が高く、すでにいち早く多様化した応用の実践を行った。例えば北京銜遠科技有限公司は、市場における需要の追跡や新製品の研究開発などの北京一軽科技集団の需要をめぐり、消費分野向けの品商基盤モデルのモデル応用を構築した。そして商品の逆方向のスマートオーダーメイド、予測型生産、スマート調整、スマートマーケティングなどのサービス機能を形成し、消費製造分野の「デジタルスマート化」を加速させた。北京奇虎科技有限公司(360公司)は銀行のデジタルトランスフォーメーションの需要をめぐり、金融分野の基盤モデルを構築し、従業員の事務書類処理時間を一人当たり平均40%減らした。

基盤モデルの迅速な世代交代には十分な計算力資源のサポートが不可欠だ。今大会の会期中には「2023−24年中国人工知能計算力発展評価報告書」が発表された。同報告書の中国都市AI計算力ランキングでは、北京が6年連続で首位になった。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年12月1日

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