自家栽培した野菜を食事と交換してくれる浙江省の「シェア食堂」

人民網日本語版 2023年11月23日14:36

浙江省衢州江山市石門鎮に住む高齢者たちが自家栽培するカボチャがこのほど豊作を迎えている。彼らは収獲したカボチャを定期市で売るのではなく、地元の「シェア食堂」に持って行き、食事と交換している。中央テレビニュースが報じた。

新鮮な野菜や果物をサービスセンターに持って行くと、重さを測り、検品して買い取った後、その買取金額を食事カードに入金してくれる。このように「シェア食堂」は、自家栽培した野菜や果物を売りたいと考えている高齢者と、市場の価格を下回らない金額で買い取り、その買取金額を食事カードに入金するという取り決めをしている。こうした方法を通じて、高齢者たちの野菜や果物の保存や販売に関する問題だけでなく、その食事の問題も解決することができるからだ。

江山市石門鎮在宅介護サービスセンターの職員・金梅珍さんは、「当センターの食堂は、高齢者が自家栽培した野菜や卵などの食材を食事に交換することができるようにしている。そうすることで、高齢者は生きがいを感じ、楽しく生活できる」と説明している。

また、「シェア食堂」はデリバリーサービスも提供しており、体の不自由な高齢者が自宅で食事のサービスを受けることができる。

現時点で、江山市には「シェア食堂」が222ヶ所、食事サポートポイントが66ヶ所あり、1日に延べ5000人の高齢者が利用している。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年11月23日

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