中国の新材料産業、勢いよく発展する加速期に

人民網日本語版 2023年11月14日20:57

工業・情報化部(省)がこのほど発表した最新情報によると、中国の新材料産業は今年に入り規模が拡大し続け、産業のイノベーション力が持続的に向上しており、勢いよく発展する加速期に入った。

中国企業が独自に開発した高温ガス冷却炉原子力発電所炉心保持構造に用いられるグラファイト材料が数日前、正式に発表された。同類重要材料の国産化の「0から1」へのブレイクスルーが実現された。

成都方大炭炭複合材料股份有限公司の及海峰総経理は、「グラファイト材料は第4世代原子炉である高温ガス冷却炉の重要材料だ。当社が新たに研究開発した製品は量産化を実現した後、中国の高温ガス冷却炉の耐用年数を延長し、中国の高温ガス冷却炉産業チェーンの発展を力強く推進するのに役立つ」と説明した。

中国の新材料産業の生産高は今年1-9月期に5兆元(1元は約20.8円)を超え、2桁台の成長率を保った。産業のイノベーション力も持続的に向上した。中国は7ヶ所の新材料分野の国家製造業イノベーションセンター、そして35の新材料重点サービスプラットフォームを展開・建設し、比較的整ったイノベーションサポート体制を形成した。

国家新材料産業発展専門家諮問委員会主任を務める中国工程院院士の干勇氏は、「今年1-9月期は主に戦略的新興産業とハイテク産業の発展による新材料の需要が大幅に拡大した」と述べた。

中国はこのほど、先端材料産業化重点発展指導目録を通達した。今後、中国は民生の弱点と製造強国の建設の重要な需要である新材料に焦点を当て、産業化の基礎を備える先端材料とイノベーションの良好な基礎を持つ重要材料に狙いを定め、新材料産業のイノベーション発展を推進し、新材料産業の発展の新たな成長エンジンを創出する。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年11月14日

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