寒気が中国に襲来し、一気に秋から冬、夏から秋へ
8月の「立秋」以降で最も強い寒気が今月17日から襲来した影響で、中国の大部分の地域の気温が急降下している。局地的に8度から10度下がっている所もある。例えば、東北エリアや華北エリア、黄淮エリアなどでは、立秋以降において、気温が最も低くなり、東北エリアの最低気温は氷点下になる可能性もある。南方エリアの大部分でも、今週後半に、気温が大きく低下しそうだ。中国天気網が報じた。
中国天気網の気象分析師・王偉躍氏によると、気温の低下状況を見ると、17日、寒気は主に西北エリアに影響を与えた。 18日は、内蒙古(内モンゴル)自治区に入って、華北一帯へと進む。19日には、東へ進みながら、南下して、東北エリアの大部分や内蒙古自治区中部と東部エリア、華北エリア、黄淮エリア、江漢エリア、西南エリア北部と中部などで、気温が低下しそうだ。20日以降、寒気の主体は長江を越えて、江南エリアや華南エリアに影響を与えそうだ。
大都市を見ると、まず、西寧などで一番最初に気温が低下しており、18日の最高気温は下半期で最も低い8度の予想となっている。20日前後には、北方エリアの大部分で気温が下半期で最も低くなり、哈爾浜(ハルビン)や長春の最高気温は6度から8度、夜間の最低気温は氷点下という予想になっている。北京や天津、済南などの最高気温も20度以下、最低気温は一桁にまで下がりそうだ。長江の中・下流一体でも気温の下がり幅が大きくなりそうで、20日から21日にかけて、合肥や長沙、杭州、南昌といった都市の最高気温は、これまでの約30度から20度を少し上回る程度にまで下がり、最低気温に至っては10度を少し上回る程度にまで下がると予想され、夏から一気に秋へと季節が変わることになりそうだ。その後、21日以降になると、寒気は次第に弱まっていくと予想されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年10月18日
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