中国政府中東問題特使がパレスチナ・イスラエル情勢についてエジプト外務次官補と電話会談
人民網日本語版 2023年10月12日16:44
中国政府の翟雋・中東問題特使は10日、パレスチナ・イスラエル情勢について、 エジプトのウサマ・パレスチナ担当外務次官補と電話会談を行った。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。
翟特使は「中国側は、現在のパレスチナ・イスラエル情勢の緊張激化と暴力のエスカレーションを深く憂慮し、衝突によって民間人に多数の死傷者が出ていることに深く心を痛めている。我々は民間人を傷つける行為に反対し、これを強く非難し、即時停戦を呼びかける。パレスチナとイスラエルの衝突の連鎖が続く根本的原因は、やはりパレスチナ問題の公正な解決がいまだなされていないことにあり、『二国家解決』を実行に移すことが根本的な打開策だ。国際社会は最大限の緊迫感をもって『二国家解決』の推進にしっかりと努力すべきだ。中国はエジプトと意思疎通や協調を続け、衝突当事者双方の1日も早い停戦を後押しし、国際社会が力を合わせる後押しをし、パレスチナ、特にガザ地区の人道的危機のさらなる悪化を回避するため、パレスチナの人々に人道支援を行いたい」とした。
ウサマ外務次官補は、パレスチナ問題における中国の長年にわたる公正な立場を高く評価し、国連決議に基づき、「二国家解決」を基礎に、パレスチナ問題の包括的で公正な解決を後押しする必要性を強調した。また「国際社会は責任を担い、パレスチナとイスラエルの和平プロセスの再開に向けて環境を整えるべきだ。エジプトは中国と共に事態の沈静化を後押しするために努力することを望んでいる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年10月12日
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