杭州アジア大会が達成した数々の記録を一挙公開!
秋の気配が漂う9月も半ばを過ぎ、第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)がまもなく開催の時を迎える。中国で3回目の開催となる今回のアジア競技大会では、大会規模が「最大」や競技数が「最多」といったように数々の記録を達成している。中国新聞網が報じた。
浙江省杭州市の杭州オリンピック・スポーツ・エキスポセンターのメインスタジアム(資料写真、撮影・王剛)。
最大規模
アジア45ヶ国・地域のオリンピック委員会全てが参加申し込みを済ませている。参加選手は1万2417人、大会関係者は4975人と、史上最多となっている。
また、中国やタイ、日本、韓国、インド、香港特別行政区などの6代表団の選手はいずれも600人以上の規模となっている。
競技数が最多
「規模が最大」であるほか、設置されている競技数も大会史上最多となっており、40競技、61種別、481種目が実施される。40競技のうち、29競技は来年のパリ五輪の実施競技を参考にし、五輪では実施されない11競技は、東アジアや東南アジア、南アジア、中央アジア、西アジアなど、アジア各地の特色ある競技をカバーしているほか、スケートボード、ブレイキン、エレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)なども新設された。
ライトアップされた杭州アジア大会でeスポーツが行われる会場(資料写真、ドローンによる撮影・王剛)。
カバー面積が最大
今回は杭州をメインに、寧波や温州、湖州、紹興、金華といった5都市にも競技会場が設置されている。使用されるのは競技会場56ヶ所のほか、独立した練習施設31ヶ所、選手村1ヶ所、サブ選手村5ヶ所で、カバーしている面積は大会史上最大となっている。そのため、大会の運営はこれまでになく複雑になっている。
競技会場56ヶ所には、アジアパラ競技大会で使用される独立した会場2ヶ所が含まれているほか、新たに建設された会場12ヶ所、改造された会場26ヶ所、大会開催後も引き続き改造が行われる予定の会場9ヶ所、臨時会場9ヶ所となっている。「グリーン、低炭素、サステナブル」というコンセプトが、試合会場計画、設計、建設、施工、運営、管理、大会開催後の利用などの細部にまで取り入れられている。
スポンサー数とスポンサー収入が史上最多
影響力の大きなアジアのスポーツの祭典となる杭州アジア大会の商業価値も決して軽視できない。杭州アジア大会の公式情報によると、スポンサーの数やスポンサー収入は、大会史上最多となっている。
8月23日に発表された杭州アジア大会の公式ライセンスグッズの一つである開会式・閉会式記念金・銀プレート(資料写真)。
ライセンス経営の規模が史上最大
また、杭州アジア大会の公式ライセンスグッズの人気の高さも注目を集めている。同大会の準備が始まって以来、17ジャンル1100種類以上のライセンスグッズが打ち出されてきた。そして、ショッピングプラットフォームと中国全土にオフラインショップが約1500店舗開設されており、ライセンス経営が史上最大規模となっている。杭州アジア大会の開催が近づくにつれて、「ライセンスグッズをお土産に」が次第にブームになりつつある。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年9月20日
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