13億人、33億元、180億元……億レベルデータに見る夏休み消費の熱気
夏休みシーズンは終盤を迎えたが、旅行・コンサート・映画の夏休み3大人気消費シーンは引き続き熱気があふれている。
180億元――夏休み映画市場のヒートアップ続く
夏休みは例年、1年間の映画市場の中でも特に好調なシーズンの一つだ。エンターテインメント関連のデータプラットフォーム「紅塔専業版」のデータによると、8月21日午後0時現在、2023年夏休みシーズンの映画興行収入は187億9500万元(1元は約20.0円)に達し、前回データに続いて中国映画史上の夏休みシーズンの興行収入記録を塗り替えた。総観客数は延べ4億6000万人、総上映回数は3125万2000回に達した。映画市場はヒートアップした状態が続いている。
33億元――「コンサートブーム」が都市をまたぐ消費を力強く牽引
今年の夏休みがコンサート市場の爆発的発展期になった。紅塔専業版のデータでは、今年の夏休みシーズン(6月1日-8月20日)のコンサート市場の総興行収入は33億2100万元だった。
オフラインのコンサートがチケットの収益をもたらしたと同時に、地方の観光・ホテル・飲食などの関連業態にも消費の新たな原動力をもたらした。たとえば中国の3人組男性アイドルグループ「TFBOYS」の結成10周年記念コンサートでは、開催地の陝西省西安市以外の地域からやって来た観客が中心になり、他地域のチケット購入者の割合は83%に達した。このコンサートは4億1600万元の観光収入を直接もたらした。
13億人――夏休み旅行市場が新たな活力を示す
23年夏休み旅行市場の熱気は19年同期を全面的に上回る見込みだ。中国観光研究院は、小・中・高・大学生の夏休みは集中する7-8月に、国内観光客数は延べ13億3100万に達し、通年の国内観光客数の20.18%を占めると予測した。
旅行サイト「Qunar.Com」のデータによると、旅行者のうち18歳以下と34-43歳の年代が合わせて過半数と最も大きな割合を占め、そのうち子どもの割合が10%に達した。また夏休みシーズンは「人生初の航空券」の予約件数が新型コロナウイルス感染症発生前を上回り、新たな航空旅客のうち子どもの増加率が特に目立ち、子どもを遊びに連れて行くというニーズが夏休みの消費の伸びをもたらす新たな原動力になったことがわかる。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年8月23日
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