在大阪中国総領事館が見学交流活動「歴史を心に刻み、平和を大切に――毒ガス島探訪」を開催
毒ガス資料館で、日本軍による毒ガス戦発動の罪証を参加者らに紹介する毒ガス島歴史研究所の山内正之事務局長(撮影・蒋暁辰)
日本の敗戦・降伏から78年目となる8月15日、在大阪中国総領事館の薛剣総領事は一部館員を伴い、広島県大久野島で開催した見学交流活動「歴史を心に刻み、平和を大切に――毒ガス島探訪」に出席した。福山市立大学の佐藤利行学長、広島県日中友好親善協会の大谷育平副会長、華僑・華人、留学生、メディアの代表ら40人余りが参加した。参加者らは関連説明を受け、島内の毒ガス資料館や毒ガス貯蔵施設跡などを見学。その後、歴史を心に刻み、平和を大切にすることについて熱く議論し、踏み込んだ意見交換を行った。
挨拶する薛剣総領事(撮影・蒋暁辰)
薛総領事は挨拶で、「日本軍国主義が中国侵略戦争の間、国際法に違反して毒ガス戦を仕掛けて中国軍兵士と民間人を殺害した。日本が中国に遺棄した化学兵器は今なお中国の人々の命と財産を脅かし、自然環境に害を及ぼし続けている。中国は遺棄化学兵器を早急に全面的に廃棄するよう日本側に促した。また、平和の道を堅守するには、歴史の真実を守り、人類運命共同体意識をしっかりと確立し、実際の行動を取る必要性がある。中日両国は平和友好条約締結45周年を契機に、歴史を鑑として未来に向かう精神に基づき、中日関係が正しい軌道に沿って改善と発展を続けるよう共に努力するべきだ」とした。
毒ガス貯蔵施設跡で、日本軍による毒ガス戦発動の罪証を参加者らに紹介する毒ガス島歴史研究所の山内正之事務局長(撮影・蒋暁辰)
大久野島は広島県竹原市に位置している。1929年から1945年の間に日本が製造した各種化学毒剤7376トン及び化学弾776万発の90%が同島で製造され、その圧倒的多数が日本の中国侵略の戦場で使用された。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年8月17日
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