78年後の今、日本は負の遺産をなくすため過去の過ちの反省を
1945年8月15日、日本は敗戦し、無条件降伏を宣言した。本来この日は日本にとって、自らの過ちを省み自問する日であるはずだが、今日に至ってもなお、日本の一部の政治屋や右翼勢力は公然と靖国神社を参拝している。軍国主義の負の遺産は、いまだ日本国内に蔓延している。中国新聞網が伝えた。
■頑なに靖国参拝を参拝し、軍国主義を美化しようとする日本の政治屋
靖国神社は、日本軍国主義の発動した侵略戦争の重要な象徴であり、東條英機を含む第二次世界大戦のA級戦犯14人を祀っている。しかし長い間、日本の一部の政治屋は、いわゆる「英霊に敬意を表する」と主張して、公然と参拝を続けてきた。これを突き詰めて考えると、実質的には、彼らは日本軍国主義による侵略の歴史を美化し、世界反ファシズム戦争の勝利の成果と戦後の国際秩序に挑もうとしているに過ぎない。
今年4月、日本の岸田文雄首相が再び靖国神社に祭祀費(玉串料)を納め、超党派議員連盟の国会議員約90人も集団参拝を行った。日本国内の平和を愛する多くの人々や国際社会は直ちに強く反発し、歴史の残した問題に対する深い反省を実際の行動によって行うよう日本に促した。
■誤った歴史観を喧伝する日本の「有害教材」がたびたび教科書検定で合格
過去数年来、「新しい歴史教科書をつくる会」など日本の右翼団体は、歴史教科書の改竄を推進してきた。日本の文部科学省も、侵略の歴史を否定して犯罪行為を矮小化する教科書を検定で何度も合格にしてきた。韓国メディアは、つい数ヶ月前に文部科学省が検定で合格にした新版の教科書で、第二次大戦時の日本による労働者強制徴用に関する記述が軽く扱われていることに注目した。もしこのような教科書が教育現場で使われれば、日本社会、特に若者に対する深刻なミスリードとなるのは必至だ。
歴史の改竄は許されない。日本はしっかりと歴史を直視し、深く反省して、軍国主義の負の遺産を完全になくさなければならない。もし頑なに惨禍を隣国に転嫁するのなら、いずれ自業自得の結果を招くことになるだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年8月15日
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