中国、停泊地での超大型原油タンカーLNG充填に初めて成功

人民網日本語版 2023年08月07日10:38

広州港の停泊地で保税LNG充填サービスを行う「海洋石油301」(中央)。画像提供は中国海油

広州港の停泊地で保税LNG充填サービスを行う「海洋石油301」(中央)。画像提供は中国海油

中国海洋石油集団有限公司(中国海油)によると、中国1隻目で世界最大の液化天然ガス(LNG)バンカリング船「海洋石油301」が3日、広州港の停泊地で世界最大トン数のデュアル燃料超大型原油タンカーに保税LNG充填サービスの提供に成功した。これは中国の国際船舶へのLNG充填産業が世界トップレベルに達したことを示している。人民日報海外版が伝えた。

今回の充填サービスは8時間半続き、32万トンのデュアル燃料原油タンカー「MARAN DIONE」に約6500立方メートルのLNGのを充填した。これにより1万カイリ以上を連続航行でき、広州と欧州の往復が可能だ。中国初となった超大型原油タンカーの停泊地充填は、埠頭での充填よりも作業環境が複雑で、操作管理と安全管理の条件がより厳しい。

従来的な船舶用ガソリンと比べると、LNGは硫黄酸化物のゼロエミッションを実現できる。窒素酸化物の排出量は90%減、二酸化炭素の排出量は25%減で、毎年の燃料費を約30%削減できる。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年8月7日

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