貴州省はここ数年、豊かな橋梁資源を拠り所として、「橋+エクストリームスポーツ」、「橋+学問研究」、「橋+景勝地」など新しいタイプの観光経済モデルを模索・構築している。人民網が報じた。
壩陵川大橋(撮影・涂敏)。
貴州省交通運輸庁は、壩陵川大橋や平塘特大橋、凱雷(凱里-雷山)高速道路西江サービスエリアの建設を大々的に推し進め、「橋と観光の融合」による観光スタイルを持続的に発展させている。
同省関嶺布依(プイ)族苗(ミャオ)族自治県にある壩陵川大橋は、全長2237メートル、メインスパン1088メートル、最高橋脚高202メートル、橋高370メートル以上で、中国建築業界の最高栄誉である「中国建設工程魯班賞」を受賞した。
同橋は、世界初の渓谷エリアにあるメインスパン1千メートル級の橋梁で、貴州省初の、橋の内部に入って見学できる橋梁でもある。同地は、世界レベルのエクストリームスポーツのメッカでもあり、バンジージャンプや空中ブランコ、パラシュート、パラグライダーなど各種エクストリームスポーツのアクティビティも打ち出している。
壩陵川大橋のバンジージャンプは、120階建てのビルに相当する370メートルの高さがあり、商業用バンジー施設としては現在のところ世界最高の高さを誇っている。
平塘特大橋(撮影・涂敏)。
また貴州省平塘市にある平塘特大橋は、全長2135メートル、主塔の高さ332メートルで、三主塔斜張橋としては世界一の高さを誇り、国際橋梁会議(IBC)からグスタフ・リンデンタール金賞を授与された。
同橋は、周辺の「天眼」望遠鏡や平塘天鉱群などの景勝地と連動する形で、観光ルートとして整備が進んでいる。(編集KM)
「人民網日本語版」2023年4月18日