秦剛外交部長「中独はライバルではなくパートナー、対立ではなく協力が必要」

人民網日本語版 2023年04月17日11:09
秦剛外交部長「中独はライバルではなくパートナー、対立ではなく協力が必要」

秦剛国務委員兼外交部長(外相)は14日、北京でドイツのベアボック外相と第6回中独外交・安全保障戦略対話を行った後、報道陣に状況を説明した。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。

秦部長は「中独関係をうまく発展させる鍵は、包括的な交流を実施し、戦略的相互信頼を増進し、戦略面の誤った判断を回避することにある。中独は独立国であり、相互認識と交流も自主的で独立したものであるべきだ。中独はライバルではなくパートナーだ。ドイツ側は中国関連の戦略文書を策定する際、中独両国及び両国民の直接的な利益と幸福の観点から、正しい政治的選択をするべきだ。中独は対立するのではなく協力する必要がある。ゼロサム的対立もブロック対立もしてはならない」と指摘。

「経済・貿易協力は両国関係を安定させるバラストであり、互恵・ウィンウィンは中独の実務協力の『ベースカラー』だ。産業・サプライチェーンにおける中独の依存関係は経済のグローバル化による必然的な結果であり、市場ルールの下での最良の選択でもある。双方が共に開放を維持しさえすれば、いわゆる『依存』を懸念する必要はない。中独の経済・貿易額は長期にわたり中国と欧州の経済・貿易総額の3割近くを占めるが、我々はこれまでドイツへの『過度の依存』を懸念したことはなく、それが中国に『リスク』をもたらすと考えたこともない。正常な経済・貿易協力に人為的にブレーキをかければ、逆効果となり、得るよりも失うものが大きくなるだろう」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年4月17日

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