習近平氏『三農政策を論じる』(中共中央党史・文献研究院編集)は、習近平氏による2012年12月から2022年4月までの「三農」(農業・農村・農民)政策に関する重要な文章61編を収録している。今回紹介する「中国の特色ある農業現代化の道を歩むには重大問題志向型である必要がある」は、習氏が2013年11月28日に山東省視察を終えた際の談話の一部だ。
習氏はこの談話の中で、「『三農』問題をしっかりと解決することは、全党の最も重要な取り組みであり、長期にわたり堅持しなければならない。国家の食糧安全保障と主要農産物の有効供給の確保は、農業発展における最重要課題である。農業の根本的活路は現代化にあり、農業の総合生産能力を高め続ける必要がある。我が国の国情から考えると、現代的農業を発展させるには中国の特色ある農業現代化の道を歩まなければならないことが自ずから決まる。強い問題意識を持ち、重大問題志向型で、深く研究・実践する必要がある。『どのように耕作するか』という問題志向で、新型の農業経営システムの構築を加速する必要がある。『土地が少なく水が不足している資源環境的制約の緩和』という問題志向で、農業発展モデルの転換を深く推進する必要がある。『十分で安全な食を満たす』という問題志向で、良質で安全な農産物の発展に力を入れる必要がある」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年2月17日