元宵節の旧暦1月15日にあたる2月5日は、海南省海口市瓊山区府城の伝統的な「換花節」の日でもある。同日夜、大勢の市民や観光客が、府城内にある繍衣紡や馬鞍街、関帝巷、三角公園などを訪れた。人々は古い町並みをそぞろ歩きながら飾り提灯を鑑賞し、若い男女は自分の好意を伝えるために花を交換し、多くのカップルや友人で互いに花を贈り合って、祝福を伝えた。人民網が伝えた。
府城の「換花節」の起源は、「換香節」にあると言われており、唐代末期にはすでに、元宵節を祝うための提灯や飾りや「換香」の風習があったという。「換香」は、地元の人々が線香を交換することで、幸運や繁栄の交換という象徴的な意味合いがある。その後、祭りの安全性が考慮されるようになり、1980年代に入ると、「線香を交換する」風習が「花を交換する」というものに代わり、だんだんと「花を交換する」ことが、元宵節の主な活動となり、若者にとっては縁結びのための新たな風習になっていった。(編集KM)
「人民網日本語版」2023年2月7日