中国の秦剛外交部長(外相)は4日、米紙ワシントン・ポストへの寄稿「安定した中米関係は両国民と地球の未来に関わる」で、「中米関係の扉はすでに開かれており、閉ざされることはないと確信する。そして、健全で安定した中米関係は両国民と地球の未来に関わる」と指摘した。中国新聞社が伝えた。
秦部長は「中米関係は勝つか負けるか、勃興するか衰退するかのゼロサムゲームであるべきではない。地球には中国と米国のそれぞれの発展と共同発展を受け入れるに十分な広さがある。中米それぞれの成功は互いにとって機会であり、挑戦ではない。偏見や誤った認識が、両国民の間に対立や衝突を招くことがあってはならない。双方は、両国首脳の戦略的指針の下、世界の平和と繁栄の維持に寄与する正しい付き合いの道を見出すべきだ」と指摘。
「これは決して平坦な道ではなく、中米両国各界が共にたゆまず努力する必要がある。しかし、今日の我々の努力が必須かつ価値あるものであったことは、やがて歴史が証明するだろう」とした。
秦部長は駐米大使在任中に米国22州を訪問し、米国各界の人々と交流した経験を振り返り、「新たなポストにおいても、中米関係の発展推進は私の重要な使命の1つとなる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年1月6日