中国船舶集団滬東中華公司が建造した第4世代リバー・アンド・シー型8万立方メートル液化天然ガス輸送船今月10日正午、中船長興造船拠点で「伝奇和平」と命名され、引き渡しが行われた。同社の出勤・企業活動が再開して以来、引き渡しが行われた4隻目の船となった。人民日報が報じた。
外高橋造船公司は同日、オンラインで署名する形を採用し、21万トンニューカッスル型ばら積み貨物船「完美南極光」号の引き渡しを行った。これで、同社が上半期に引き渡しを行った船は累計で10隻となり、載貨重量トン数は合わせて217万6000トンに達した。また、20フィートコンテナ7000基を積載できる船6隻の注文を受けた。新型コロナウイルスの影響を克服して、外高橋造船は、船引き渡し数、受注数、売上高の年間目標の半分を6月末までに達成するという目標を前倒しで達成した。
出勤・企業活動再開以降、長興島や浦東の外高橋保税区にある、中国船舶集団傘下の上海の3大造船企業「江南造船」、「滬東中華」、「外高橋造船」は密接に連携して受注、建造開始、進水、出渠、海上公試などを行っている。上海船舶工業では、機械音が鳴り響き、溶接の火花が飛び交う、活気に満ちた景色が戻っている。
先頭を切って企業活動を再開した江南造船は、5月16日に、9.9万立方メートルのB型タンク搭載の超大型エタン輸送船(VLEC)の引き渡しを行った。今年3月以降としては、上海で引き渡し第一号の船となった。5月30日、同社では、船3隻が出渠、2隻が進水するという大きな進展があった。
6月8日、滬東中華の長興島作業エリアの2号ドックでは、3隻が同時に進水し、2隻が出渠した。同社の従業員約1万9000人が既に出勤を再開しており、出勤再開率は76%以上に達している。従業員の出勤が再開し、物資運輸が少しずつ回復するにつれて、同社の生産のリズムさらに加速し、造船効率が一層向上している。
中国船舶集団の統一計画の下、上海の3大造船企業は、作業を急ピッチで進め、万全の新型コロナウイルス対策を講じることを前提に、経営を軌道に乗せ、生産を促進し、引き渡しができるよう確保するための対策を多数講じて、各年間目標を達成できるよう全力で取り組んでいる。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年6月11日