今年のメーデー連休が終了した。全国的に新型コロナウイルス感染症が散発的に広い範囲で発生する状況の中、小型連休の外出・旅行や消費はどんな様相を見せたのだろうか。「光明日報」が伝えた。
文化・観光部(省)がまとめたデータによると、今年のメーデー連休は5日間で、全国の国内観光客数は延べ1億6千万人に上り、比較可能なデータで計算すると感染症発生前の同期の66.8%まで回復した。国内観光収入は646億8千万元(1元は約19.6円)に上り、同44.0%まで回復した。
短距離旅行、近場の旅行、お手軽旅行が連休の旅行のキーワードだった。農村観光、民泊施設でのレジャー、ピクニック・花見、郊外でのキャンプが市場の主流になった。
近郊エリアでの近場旅行の人気が農村観光のブームを後押しした。多くの観光客が山間部の民泊施設、花見・果物狩り、農業学習などグリーンで健康的なレジャー活動を選択し、収穫、バーベキュー、アウトドアクッキングを体験し、特色あるレジャー型民泊施設や農家民宿ツアーを利用し、田園の自然な趣を味わい、つかの間の非日常を楽しんだ。オンライン旅行会社の「携程」プラットフォームによれば、農村観光のホテルの同連休期間の予約件数は清明節(先祖を祭る中国の伝統的な祭日、今年は4月5日)連休に比べて84%増加し、農村観光の観光スポットの入場券の予約人数も同142%増加した。
「思い立ったが吉日」でキャンプに出かけ、気に入った場所にとどまり、タープやテントを張り、レジャーシートを敷く——今では、このようなスタイルで一晩を過ごす人が少なくなかった。
各旅行予約プラットフォームを見ると、「キャンプ」の検索件数が大幅に上昇した。「携程」のデータでは、メーデー連休初日に「キャンプ」の検索件数が過去最高を更新し、前週に比べて90%増加した。オンライン旅行会社の「同程旅行」のデータでは、同連休には「キャンプ」関連の検索件数が前期比117%増加し、森林キャンプ、離島キャンプ、公園でのキャンプ、星空を眺めるキャンプ、親子キャンプが最も注目を集めたキャンプのテーマになった。
家族でのキャンプを好む人もいれば、家にいて特別な食事をしたという人もいる。EC大手の京東傘下ネットスーパー「京東超市」のデータでは、同連休期間に調理済み食品の取引額が前年同期比250%以上増加し、1日の出荷量は100万点を突破した。特に北京エリアで取引額が同270%以上増加し、酸菜魚、豚ガツと鶏肉の胡椒煮込み、ランチョンミート、豚肘肉の煮込み、牛大腿骨が最も人気を集めた。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年5月5日