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<企画>1-3月の経済情勢に関するデータを発表 中国

人民網日本語版 2021年04月29日14:27

「中国商務部(省)と税関総署はこのほど、対外貿易と外資誘致、対外投資などのデータを発表し、2020年1-3月の経済情勢に関して報告した。」

▷1-3月の対外貿易の状況


今年第1四半期(1-3月)の輸出入に関する状況を説明した。それによると、中国の同期の物品貿易輸出入総額は前年同期比29.2%増の8兆4700億元(1元は約16.6円)に上った。このうち輸出は同38.7%増の4兆6100億元で、輸入は同19.3%増の3兆8600億元だった。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は7592億9千万元の黒字で、黒字額は同690.6%拡大した。

税関総署の李魁文報道官(統計分析司司長)は、今年第1四半期の対外貿易が全体として好調さを維持した原因を分析して、「新型コロナウイルスワクチンの接種範囲が徐々に拡大し、グローバル経済の復興に好調な流れがみられるようになったのにともない、グローバル経済・貿易の回復的成長が中国の対外貿易の成長にプラスに働いた」と説明した。

1-3月の外資誘致の状況


今年1-3月には、全国で新たに設立された外資系企業は前年同期比47.8%増の1万263社あり、2019年同期に比べて6.7%増加した。実行ベース外資導入額は同39.9%増の3024億7千万元(1元は約16.6円)で19年同期比24.8%増加した。

業界別に見ると、サービス業の実行ベース外資導入額が同51.5%増の2377億9千万元だった。ハイテク産業は32.1%増で、このうちハイテクサービス業は43.9%増、ハイテク製造業は2.5%増だった。

投資の供給源を見ると、「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国からの実行ベース外資導入額が同58.2%増、ASEANからは同60%増、欧州連合(EU)からは7.5%増だった。

1-3月の対外投資の状況


1-3月の中国の海外直接投資は前年同期比4.6%増の2061億4千万元(1元は約16.6円。ドル換算で317億9千万ドル)に上った。

21年同期の中国の海外直接投資は同4.6%増の2061億4千万元で、このうち非金融分野の海外直接投資は同4.9%減の1608億1千万元(ドル換算で248億ドル)だった。対外請負工事の完成工事高はほぼ前年同期と横ばいの1953億1千万元(ドル換算で301億2千万ドル)だった。新規契約額は同10.2%減の3472億4千万元(ドル換算で535億5千万ドル)だった。対外労務協力で派遣した各種労働者は7万4千人、3月末時点の在外各種労働者は59万人だった。

関連データ


・中国第1四半期のGDP、18.3%増の415.76兆円

第1四半期(1-3月)の国内総生産(GDP)は24兆9310億元(約415兆7600億円)に上り、前年同期比で18.3%増、前期比では0.6%増、2019年比では10.3%増となり、2年間の平均成長率は5.0%で、安定的な1年のスタートとなった。

・中国3月のCPI、低下から上昇へ

今年3月の消費者物価指数(CPI)は、前月比上昇率が前月の0.6%上昇から0.5%低下となり低下に転じたが、前年同期比上昇率は前月の0.2%低下から0.4%上昇となり上昇に転じた。生産者物価指数(PPI)は前月比1.6%上昇し、上昇幅が前月より0.8ポイント拡大し、前年同期比で4.4%上昇し、こちらも上昇幅が前月より2.7ポイント拡大した。

(編集JZ)

「人民網日本語版」2021年4月29日

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