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イラストレーターも顔負け!医学部の学生が描いた人体解剖図が話題に

人民網日本語版 2021年04月20日08:33

「医者」の手と言えば、病気になった人やケガした人を救うというのがそのイメージであるものの、その手で巧みに描かれたイラストレーター顔負けの作品が最近、話題になっている。

天津大学医学部は最近、同学部の学生を対象にした第1回解剖図絵画コンテストを開催。大学生らが描いた個性あふれる人体解剖図の「レベルが高すぎる」と話題になっている。

タイトル「心語生花」 作者・劉星廷

リアルな心臓を中心に、上へ伸びるスモモの枝がピンクの花を咲かせている。その背景には、健康な心臓の心電図も描かれており、実物大に描かれた心臓の各部位の名称も記されている。

タイトル「直指星辰」 作者・劉介清

解剖学における手の骨と神経を中心とした作品。伸びる手は「人類の渇望」を表し、神経は人間の心の衝動と知覚力を表している。そして、バックに輝く星は、明るい未来と、未知の未来を表現している。

タイトル「誓約之心」作者・呉城箭

指輪に付いている宝石が心臓になっており、その下には手のひらが描かれており、「全てを託す」ことを誓う思いが込められている。左上には牡丹の花が、右上には桃の花が描かれ、「牡丹亭」と「桃花扇」という2つの恋の物語を意味しているという。

タイトル「去腐生肌」 作者・毛雨菲

筋肉に覆われた右手が、地面を割って飛び出して来ており、静脈と動脈が交差しながら指の先まで伸び、ハナカイドウの花を咲かせている。その伸びる手は「希望」を表現しているという。

タイトル「她和她和他」 作者 徐思敏

女性の右足はバレエシューズを履いており、「両親の期待」を表しており、もう一方の裸足の左足は「自分の選択」を表している。周りの複雑な環境に影響されず、自分の道は自分で選びたいという思いが込められている。自分の人生の道は自分で選ぶ権利を誰もが持っており、誰でも自分らしく生きることが必ずできるに違いない。

タイトル「飛翔」 作者呉暁娜

気球の風船が「脳」になっており、ありきたりの固定化された観念を捨て、みんなが自由な思考を持つことを願う思いが込められている。

天津大学医学部臨床医学院の李暁紅・副院長は、「このような素晴らしい作品を通して、学生らが解剖の美しさ、医学の美しさ、命の美しさを発見することを願っている。また、学生らの医学的知識を探求する思いを刺激したい。そして、学生らが医学関連の知識に対する理解を深め、高めることを願っている」と話している。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年4月20日

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