国防部報道官、中米両軍関係は「協力が双方にとって唯一の正しい選択」

 2021年03月26日15:13

国防部(国防省)の25日の定例記者会見で、任国強報道官が中米両軍関係について質問に答えた。

【記者】米国家安全保障会議(NSC)は先日発表した「国家安全保障戦略」の暫定的指針で、米国の競争相手のうち中国は経済的・軍事的に、既存の国際体制に挑戦する力を唯一備えている国だとした。米国防総省は中国を「最優先の挑戦」とし、オースティン米国防長官は日韓訪問時に、米国の目的は、中国に対して、もしくは米国と競争しようとするいかなる者に対しても抑止を行うことだとした。中米は先日ハイレベル戦略対話を行い、両国軍などの問題について意思疎通と調整を継続・強化することで合意した。これについてコメントは。

【任報道官】米側のこうした言論は冷戦思考に満ちている。敵を作り、脅威を誇張する米側のこの常套手段は、実は引き続き覇権を称え、覇権を争うための口実作りであり、米側の頑迷な覇権的心理、『ジャングルの掟』、中国に対する危険な誤った判断を反映しており、事実と合致しないし、中米両国及び世界の共通利益にもかなっていない。中国側はこれに断固として反対する。

中国は平和的発展路線を堅持し、防御的な国防政策を遂行し、自らの発展と強大化による世界の平和勢力の発展と強大化を終始堅持している。中国軍は積極的に各国と軍事関係を発展させ、世界の安全保障ガバナンスに関与し、国際平和維持、遠洋護衛、国際新型コロナ対策物資など公共安全財を提供し続け、国益を守り、世界平和を維持し、人類運命共同体の構築に奉仕するために新たな貢献をし続けている。

覇権主義がとうにゴミの山に捨て去られるべきであることは、歴史が証明している。中米が和すれば共に利し、争えば共に傷つくこと、協力が双方にとって唯一の正しい選択であることも、事実が証明している。我々は米側が情勢を明確に認識し、中国と中国軍の発展を理性的に受け止め、中米両国・両軍関係を正しく扱い、中国側と向き合って進み、対話と意思疎通を強化し、互恵協力を拡大し、溝を適切に管理・コントロールし、中米両軍関係の健全で安定した前向きな発展を後押しすることを望む。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年3月26日

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