米メディア「中国がWHO調査団を妨害」にWHO専門家「恥知らず」

人民網日本語版 2021年02月15日13:20

ニューヨーク・タイムズを含む米国の各メディアはこのほど、世界保健機関(WHO)の専門家複数の話を引用して、WHOの新型コロナウイルス起源解明の合同専門家チームによる調査が、中国側の行為によって深刻に妨げられたと報じた。だがこの報道が流れると、記事に発言を引用された専門家たちが次々に「自分の見解が歪曲された」とデマを否定し、ニューヨーク・タイムズの行為を「恥知らず」と非難した。

WHOの病原体顧問を務める米非営利団体EcoHealth AllianceのPeter Daszak会長は「これは私がWHOの任務で経験したことではない。動物・環境作業チームの責任者として、私は中国のカウンターパートが率直であり信頼に値すると感じた。我々はたしかに非常に重要な新たなデータを得たし、ウイルスの感染経路に関する情報をより多く知ることができた」とツイートした。

WHOの麻疹・風疹・インフルエンザ・小児麻痺研究所の責任者で公衆衛生の専門家であるThea K Fischer氏もニューヨーク・タイムズの報道は自身の発言を深刻に歪曲したものだと指摘。「これは私が疫学チームで経験したことでもない。中国側と国際疫学チームは良好な関係を構築した。(我々の行った)白熱した議論も(中国側の)深い関わりを反映している。我々の言葉が深刻に歪曲され、重要な科学的作業に暗い影が落とされた」とツイートした。

Fischer氏のコメント後、 Daszak氏は再び米国メディアの行為への「失望」を表明し、「恥知らず」と指摘。「我々が中国での1か月にも及ぶ調査で得た重要な結果を記者たちに説明した後に、我々の同僚の発言が作業のまだ始まる前からメディアによって記事作りのために都合よく断片的に引用された。本当に失望した。ニューヨーク・タイムズは余りにも恥知らずだ!」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年2月15日

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