中国国連大使が国連安保理で米側の悪意ある非難に厳しく反論

人民網日本語版 2020年09月25日16:00

中国の張軍国連大使は24日、国連安保理のビデオ首脳会議で、米国の国連大使による国連と中国への悪意ある非難に厳しく反論した。新華社が伝えた。

張大使は「圧倒的多数の安保理構成国は発言において多国間主義の堅持と団結・協力の強化を呼びかけた。これは国際社会の一致した共通認識を反映している。遺憾なことに、米国代表は再び会議の雰囲気とは相容れないノイズを発した。中国は米国の不当な非難に断固として反対する」と表明。

「新型コロナウイルス感染症は突如襲来し、中国側が最も早く打撃を受けた。中国の新型コロナ対策のタイムラインは極めて明らかだ。中国共産党に率いられる形で中国国民が一致団結して新型コロナと闘い、多大な犠牲と努力を払ったことも誰の目にも明らかだ。中国が世界の新型コロナ対策のために果たした重要な貢献は世界が認めている」と述べた。

張大使はまた「米国は自国の新型コロナ対策の失敗が完全に自らもたらしたものであることを、よく分かっているはずだ。現在までに、米国ではすでに700万人近くの感染が確認され、20万人以上が死亡している。世界で最も進んだ医療技術と最も整った医療システムを持つ米国が、感染者数と死亡数の最も多い国となったのはなぜか?米国と同時期に感染の急増した多くの国々が、すでに感染拡大を効果的に抑制しているのに、なぜ米国にはできないのか?米国の一部の政治屋は他者を非難する前に、こうした問題に対して誠実な解答を示すべきだ」と指摘。

「他者を非難しても自らの問題は解決できないことを、米国はよく分かっているはずだ。責任転嫁に頼るのは何の役にも立たないだけでなく、誤った道を突き進むことになるだけだ。米国が現在すべきは、政治工作を止め、ウイルスにレッテルを貼ったりウイルスを政治的に利用するやり方を止め、心と力を国内の新型コロナ対策に向け、国連及び世界保健機関(WHO)によるしかるべき役割の発揮を支持することだ」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年9月25日

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