王毅部長が香港特区・新疆地区問題で内政不干渉の重要性を強調

人民網日本語版 2020年09月02日13:20

王毅国務委員兼外交部長(外相)は訪問先のドイツ・ベルリンで1日、マース独外相と共同記者会見に臨んだ際、香港特区や新疆ウイグル自治区に関する問題について再び質問を受けた。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。

王部長はまず具体的な数字と事実を挙げて、中国側が香港地区国家安全維持法を制定して香港特区の法制環境を整備することの正当性と合理性を説明し、新疆における脱過激化措置の推進が得てきた積極的な成果を明らかにし、中国の講じてきた各政策が香港同胞を含む中国各族人民から広範な支持を得ていることを強調した。

王部長は「今回の欧州歴訪では様々なコンセンサスを得た。その一方で、中国の新疆地区や香港特区の事に問い及んだカウンターパートもいたが、彼らはいずれもまず、中国の主権を尊重しており、内政干渉の意図はないことを強調した」として、次の3点を指摘した。

(1)国家間の付き合いにおいては、やはり相互尊重と内政不干渉の原則を堅持すべきだ。これは国際関係の基本準則であり、国連憲章の規定でもある。これを前提条件としたうえで、中国側は興味を抱く国々と共に、相互理解の増進を目的に、互いの関心事について意見交換することを望んでいる。

(2)中国の事を観察し論評する際には、事実を根拠として本当の状況を明らかにする必要がある。一方の話だけを聞いて信じることがあってはならないし、ましてや誤った話をそのまま広めてはならない。デマを広めるのは極めて無責任な態度であり、現代化の実現に奮闘する億万中国人民の努力を全く尊重していないことでもある。

(3)皆さんが新疆地区を含めて中国をもっと訪れ、現地を見てみることを歓迎する。すでに我々は90数か国の団体を新疆視察訪問に招待した。彼らは政治的立場は異なるが、いずれも新疆地区で見た事は以前聞いていた事とは違ったと考えている。中国は開かれており、各界の友人が中国を訪れて中国の発展と変化を直に感じることを歓迎する。もちろん、もし色眼鏡をかけており、あらかじめ「推定有罪」の考えを抱いているのなら、新疆各族人民は歓迎しないだろう。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年9月2日

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