今年の初めから新型コロナウイルス感染が中国全土に拡大し、感染拡大対策のために、各地で小中高校の登校再開が延期となった。そのため、中国全土の小中高校は、オンライン授業やオンラインでの宿題などを取り入れて、各科目の授業を柔軟、かつ秩序立てて進めてきた。
新型コロナウイルス感染防止対策が実施される中、教師や学生の士気を高め、日本語を積極的に学ぶムードを盛り上げようと、人民教育出版社課程教材研究所は4月から、「声で成長を記録し、色彩で希望を描く」をテーマにした日本語学習成果募集イベントを始めた。同イベントは、中国全土で日本語を勉強している小中高校生を対象とし、日本語の筆記、朗読、作品デザイン、手工芸、歌、ダンスパフォーマンスなどの部門が設けられた。
そして、18の省、自治区、直轄市の学校150校以上から、759作品が寄せられた。それらの作品は、小中高校の日本語教育の成果であり、日本語を学ぶ青少年が、中日両国が互いに見守り、助け合い、共に新型コロナウイルスと闘おうとする思いも反映している。
※小学生の部 受賞作品(一部)
筆記部門
表題:「自己紹介」
作者:劉■瑶(■は女へんに青)
学校:蘇州科技城外国語学校
評価コメント:とても整った字で素敵です。ひらがなの優しさが感じられます。丁寧に書いているところがとてもいいですね。上手ですよ。
手工芸部門
表題:「粘土で作った文字」
作者:周龍沢
学校:西安外国語大学附属西安外国語学校
評価コメント:
(1)とてもかわいい作品ですね。口のないネコはどうやって息をするのかな?
(2)平假名と片假名を3組作ってくれました。どれもうまくできています。「え」をもう少し丁寧に作れるともっと良くなります。字も絵もとても生き生きとしています。笑っているトトロを見ると、とても楽しい気分になります。