4月24日、中華医学会胸部外科の副主任委員を務める武漢協和病院臓器移植センター主任の董念国教授と江蘇省肺移植センター主任の陳靜瑜教授が率いる専門家チームは、武漢協和病院西院区において、新型コロナウイルスに感染し、不可逆的に進行する肺繊維症により呼吸困難に陥った患者に対して両肺の移植手術を実施し、見事成功させた。中国新聞網が伝えた。
5時間半に及ぶ手術を経て、脳死判定を受けた山東省の患者から提供された両肺が、手術を受けた54歳の患者の胸部で蘇り、呼吸機能を取り戻した。術後14日間の経過観察とリハビリ治療によって、この患者は再び健康を取り戻しつつある。患者は、人工呼吸器と術前のECMO(対外式膜型人工肺)による治療期間が国内で最も長い新型コロナウイルス肺炎患者となった。その治療期間は73日に上り、このほど見事にECMO装置を外すことができた。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年5月11日