王毅国務委員兼外交部長(外相)は18日、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長と電話で会談した。新華社が伝えた。
王部長は「私が今日テドロス事務局長に電話したのは、WHOに対する中国の政府と国民の断固たる支持を表明するためだ。世界の感染症との戦いの正念場にある今、WHOを支持し、事務局長を支持するのは、多国間主義の理念と原則を守り、国連の地位と役割を守ることであり、感染症を前にした国際社会の一致団結を守ることでもある」と指摘。
「感染症との戦いにはWHOが引き続きしかるべき重要な役割を果たす必要がある。WHOに対する非難やイメージを悪くさせる発言には事実の根拠がなく、ましてや圧力を加えて脅すことは人々の支持を得られず、良識あるどの国も支持することはない。中国側は一貫してWHOの地位と役割を非常に重視しており、現有の協力を基礎に様々なルートを通じて、WHOに対する支持を強化することを望んでいる。中国側は感染症に完全に打ち勝つまで、世界各国と共に感染症との戦いにおける協力を強化し、同舟相救い、共に困難を克服したい」と表明した。
テドロス事務局長は「中国側がWHOを揺るぎなく支持し続けていることに感謝する。WHOを支持することが多国間主義を守ることであるということに、完全に賛同する。現在、全世界がウイルス大流行の正念場にある。ウイルスは国境を区別せず、国際社会が団結を強化することが極めて重要だ。一致団結して感染症と戦って初めて、人類はウイルスの蔓延を阻止できる」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年4月20日