王毅国務委員兼外交部長(外相)は第56回ミュンヘン安全保障会議に出席した15日、日本の茂木敏充外相と会談した。新華社が伝えた。
王部長は「まず、中国の新型コロナウイルスによる肺炎との闘いへの日本側の理解と支持に感謝する。最近、多くの日本国民が中国に支援の手を差し伸べた物語が中国のネットに溢れており、そこから我々は一衣帯水の隣国から伝わった友情と温かみを感じている。災難を前に、災いを他国に押し付け、高みの見物を決め込むいかなるやり方も話にならない。今回の新型肺炎との闘いで中日両国が支持合っていることは、助け合いという我々東洋の国々の良き伝統の十分な現れであり、両国民の友情はこれによって一層深まると信じる」と表明。
「中国側及び各国の互いの努力で、新型肺炎はすぐに過ぎ去るものと信じる。中国経済は感染状況で一定の影響を受けたが、努力によって損失を補うことができ、小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的な完成と貧困脱却の最終達成という今年の既定目標は必ず達成される。中国側は引き続き日本側と経済・貿易、人的往来など各分野で互恵協力を強化し、中日の戦略的な互恵関係を新たな段階へ押し上げ、両国及び両国民にさらに多くの幸福をもたらしたい」と述べた。
茂木外相は「中国側は今回の感染拡大を阻止するために多大な努力を払ってきた。日本側はこれを高く評価する。中国側は必ずや早期に感染拡大に打ち勝つことができるものと信じる。日本側も引き続き中国側を全力で支持し、支援したい。日本側は中国側と緊密に協調し、各分野の協力をさらに深め、今年の両国間の重要な上層部交流の準備を共にしっかりと行い、日中関係の新たな進展を促進する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年2月17日