李克強総理は現地時間2日午前にタシケントで開かれた上海協力機構 (SCO)加盟国政府首脳(総理)理事会第18回会議に出席した。新華社が伝えた。
李総理は「SCOは発足から18年、常に良好な発展の勢いを保ち、様々な分野の協力で実り豊かな成果を収めてきた。現在国際情勢には深く複雑な変化が生じ、不安定化要因と不確定要素が明らかに増えており、世界経済の成長の原動力は弱まっている。SCO加盟国は団結と相互信頼を増進し、協力内容を豊かなものにし、連携して試練に対処し、サミットでの共通認識をしっかりと実行に移し、SCO協力を推し進めるべきだ」と指摘。
(1)安全防壁を築き、発展の基礎を固める(2)開放と通じ合いを拡大し、発展空間を開拓する(3)連結構造を整え、質の高い発展の道をスムーズなものにする(4)イノベーションの目玉をつくり、発展の新たな原動力を増強する(5)人間本位を堅持し、発展の成果を分かち合う――必要性を指摘した。
李総理はまた「SCOはすでに従来の事業を継承し、今後の大発展を導く正念場に入っている。我々は引き続き『上海精神』を発揚し、心を一つにして助け合い、協力を深め、地域さらには世界の平和・安定・発展・繁栄に新たな貢献をするべきだ」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年11月4日