習近平国家主席は現地時間5日、ポルトガルのコスタ首相とリスボンで会談した。新華社が伝えた。
習主席は「コスタ首相が2年前に公式訪中して以来、われわれの重要な共通認識は具体的な協力の成果に変わり続け、二国間の貿易は良好な成長基調を呈し、重点分野の投資・協力は順調に進んでいる。中国とポルトガルの関係は歴史上最良の時期に入りつつあり、新たな発展のチャンスを迎えている。中国側はポルトガル側と共に努力して、両国の包括的な戦略的パートナーシップを新たな段階へ押し上げ続けていきたい」と指摘。
「次の段階で、双方は上層部交流と各レベル・各分野の交流を強化し、連携して努力し、両国による『一帯一路』共同建設が実務的成果を一層挙げる後押しをし、ユーラシア大陸の相互接続に積極的役割を果す必要がある。双方は金融、投資、航空、自動車、新エネルギー分野の協力を拡大し、さらに多くの協力事業が展開する後押しをし、第三国市場を開拓・拡大し、互恵・ウィンウィンを実現する必要がある。文化、教育、観光、科学技術、医薬分野の協力を拡大する必要がある。国際問題での調整・協調を緊密化し、貿易と投資の自由化及び円滑化を促進し、保護主義と一国主義に共に反対する必要がある。ポルトガル側が引き続き積極的役割を発揮し、中国EU関係が正しい方向に沿って前向きに発展する後押しをすることを希望する」と強調した。
コスタ首相は「ポルトガル側は今回の訪問を契機に、中国側と共に両国関係の水準をさらに引き上げたい。ポルトガル側は開放的協力と自由貿易を主張し、『一帯一路』共同建設に積極的に参加したい。このイニシアティブは両国民の親善と協力の増進に寄与し、二国間の貿易と投資を促進するとともに、ユーラシアの相互接続及びパートナーシップと信頼の強化にプラスであり、世界の貿易を促進し、世界の人々に幸福をもたらす。ポルトガル側は中国側とインフラ、金融、自動車、科学技術分野の協力を深めたい。中国側と気候変動などグローバルな問題で意思疎通と調整を緊密化し、多国間主義を共同で守りたい。EUと中国の相互信頼と協力の増進に一層の役割を発揮したい」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年12月6日
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