日本の国立研究開発法人・科学技術振興機構(JST)が企画する「日本・アジア青少年サイエンス交流計画」(さくらサイエンスプラン)の 2018年度第4陣の中国の高校生からなる訪日団の修了式が先ごろ東京で開かれた。これにより、今年度のさくらサイエンスプランハイスクールプログラムが成功裏に終了した。
JSTが14年から実施している「さくらサイエンスプラン」は、アジアを中心とする地域から高校生や大学生、大学院生、科学技術関連の仕事に従事する若手を日本に短期で招き、科学技術の分野で日本の青少年と交流を深めることを目的としている。現在までに、中国からは約6600人が同プロジェクトに参加した。
今年の「さくらサイエンスプラン」 ハイスクールプログラムでは、北京、河北、内蒙古(内モンゴル)、陝西、河南、黒龍江、吉林、西安、江蘇、青海などの地域の高校生と教師326人が4陣に分かれて、1週間の交流訪問を行った。訪日団は東京大学や名古屋大学、東北大学、東京工業大学、高エネルギー物理学研究所、海洋研究開発機構(JAMSTEC)などの科学研究機構を見学したほか、ノーベル賞受賞者である白川英樹氏や益川敏英氏などの実験授業を受講し、日本の最先端の研究成果や社会での応用を存分に学習、体験した。また、日本の高校も訪問して日本の高校生と交流したほか、鎌倉や浅草などの観光名所も訪れ、日本の文化を間近で体験した。
修了式に参加した在日本中国大使館の阮湘平・公使参事官は、参加者から感想を聞いたほか、今後、勉学を進めていく上で、真剣に観察し、積極的に思考力を働かせて、さらに進歩に励むよう学生たちを激励した。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年8月8日
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