一風変わった寄贈式典が28日、湖北省の三峡大学図書館で行われた。同大学の2018年度卒業生の李成坤さんと彼が立ち上げた「割り箸李ラボ」のメンバーたちは、使用済みの割り箸3万本を使い、100分の1サイズの三峡大学図書館の模型を制作し、同大学図書館に寄贈し、母校に対する感謝の気持ちを示した。中国新聞網が伝えた。
李さんは同大学の土木・建築学院土木工学専攻で、2016年に4人の同級生とともに「割り箸李ラボ」を立ち上げ、様々な模型を手作りしてきた。昨年下半期、大学院入試を準備している時、李さんは図書館を受験勉強場所に選んだだけでなく、卒業記念としてその模型作りしようというアイデアを思い付いたという。
今年1月、李さんはメンバーたちとともに使用済みの廃棄された割り箸の洗浄、消毒、乾燥を行ってから、図書館のミニチュア模型作りに取り掛かった。最終的に学生7人が半年近くの時間をかけ、使用済みの割り箸3万本を使用して、縦1.5メートル、横1.2メートル、高さ0.6メートルの三峡大学図書館の模型を完成させた。この模型は同大学図書館の空間デザインを忠実に守っており、内部のレイアウトや設備の配置も再現されている。
同大学図書館党委員会書記の楊斌氏が、この思いの詰まった重みのある記念品を受け取った。楊氏は、「当図書館はこの作品を特別収蔵館で適切に保存する」とした。(編集YK)
「人民網日本語版」2018年7月2日
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