河南省の観光地16ヶ所、年齢による子供の入場料無料化を試行

河南省にある16ヶ所の観光地はこのほど、鄭州に集い、子供の入場料に関する新基準を試行すると共同で発表した。従来の身長基準のほか、年齢を基準とした子供入場料の無料化を試行する計画だ。新華社が報じた。

列車や公共交通機関、観光地区などには通常、子供料金が設けられており、料金徴収の多くは、身長が唯一の基準となっていた。ここ数年、生活レベルの向上につれて、身長1.2メートル以上の5歳児が増えてきており、身長だけを基準とした料金設定には、いささか不合理な面が生じてきている。

まもなく6月1日の「国際こどもの日」を迎えるにあたり、鄭州市動物園は、河南省内の15ヶ所の観光地とともに、新しい子供入場料無料化の基準を試行すると発表した。このうち、同動物園は、5月27日から、身長1.2メートル以下または7歳以下の子供を対象に、入場料を無料とする試行措置を実施するとし、その試行期間は1ヶ月とした。

新措置の施行に踏み切った観光地は、焦作雲台山、鄭州市動物園、三門峡神竜峡景区、新郷八里溝、新郷九蓮山、新郷天界山、焦作青竜峡、洛陽西泰山、安陽天之瑶楽園、中原童話王国、中原影視城、黄河故宮嘉応観、洛陽伊河漂流、鶴壁扈家大院、大宋名相園、焦作陳家溝の16ヶ所。新基準の試行期間中、保護者が子供の年齢を証明できるものを持参すれば、子供は上述の各観光地の入場が無料となる。（編集KM）

「人民網日本語版」2018年5月29日