国際卓球連盟(ITTF)は3日、世界卓球スウェーデン2018女子団体戦において、準々決勝での対戦が予定されていた朝鮮チームと韓国チームが急きょ合同チームを結成したことで、準々決勝は行われず直接準決勝に進むことになったことを明らかにした。新華社が伝えた。
現地時間3日午前10時に始まる予定だった朝鮮対韓国の準々決勝の開始時刻になると、朝鮮チームと韓国チームの選手が次々と入場した。だが、試合が行われることはなく、お互いに笑顔で挨拶の握手を交わした後、記念撮影を行った。会場のアナウンサーは、朝鮮チームと韓国チームが急きょ合同チームを結成することになり、合同チームが残りの試合に参加することを発表した。
ITTFのトーマス・バイカート会長は、「朝鮮と韓国の合同チームが出来たことを、非常に喜んでいる。これは、歴史に残る大きな一歩であり、ITTF理事会でも満場一致で賛成が得られた」とコメントした。
韓国チームのアン・ジェヒョン(安宰亨)監督は、「昨日の時点では、我々は朝鮮との準々決勝に真剣に備えていた。合同チーム結成について聞いたのは、今朝のこと。選手たちは非常に喜び、私も感動している。1991年の世界卓球選手権のことを思わず想い出した」と述べた。
1991年に千葉で開催された第41回世界卓球選手権の際にも、朝鮮・韓国の合同チームが結成され、女子団体で中国を破り、優勝を果たした。
準決勝では、南北合同チームは、準々決勝でウクライナを破った日本と対戦することになる。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年5月4日
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