中国の小説家・老舎(ロウシャ)の人気小説を原作とする映画「ミスター・ノー・プロブレム(原題:不成問題的問題)」が今月21日、中国で封切られる。同作品は、俳優・范偉(ファン・ウェイ)や女優・殷桃(イン・タオ)などが主演を務め、台湾映画金馬賞、東京国際映画祭、北京国際映画祭などで賞を受賞した。新華社が報じた。
梅峰(メイ・フォン)監督によると、白黒映像が特徴の「ミスター・ノー・プロブレム」は、中国が抗戦していた1940年代の重慶のある農場が舞台。雇われ番頭の丁務源や、裕福な父をもつ青年「アーティスト」の秦妙齋、着実な仕事をする尤大興など、個性的な面々が行き交い、「中国式人情」をユーモラスに表現している。
梅峰監督が脚本を務めた映画「浮城謎事」は、第7回アジア映画賞で作品賞を受賞したほか、「スプリング・フィーバー(原題:春風沈醉的夜晩)」は、第62回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で作品賞を受賞した。
梅峰監督にとって、「ミスター・ノー・プロブレム」は初監督作品で、第53回台湾映画金馬賞で最優秀リメイク脚本賞、最優秀主演男優賞、第29回東京国際映画祭コンペティション部門で最優秀芸術貢献賞、第7回北京国際映画祭で主演男優賞、最優秀脚本賞を受賞した。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年11月20日
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