中国は海上人員・物資輸送、特殊作戦などの分野で使用できる、軍民両用高速水陸両用装輪車を研究開発中で、技術の進展を実現した。記者が26日に入手した情報によると、中国兵器工業集団中国北方車両研究所が開発したコンセプトモデル車の重量は5.5トンで、今年上半期に水中で行った試験では、最高時速が50キロに達した。科技日報が伝えた。
水陸両用車は通常、強襲揚陸艦、ドック型揚陸艦、エアクッション揚陸艦に搭載され、水から陸に突撃するため用いられる。上陸作戦を遂行し、上陸部隊の海岸の安全を保障することがその主な役割。他にも砂浜と艦艇の間で人員を輸送し、火力支援を提供する。
すべての水陸両用車にとって、水上の走行速度は極めて重要。英GIBBS社が生産した、重量が同クラスの高速水陸両用装輪車は、水上で時速48キロという世界記録を樹立。世界の多くの水陸両用装甲車は、米海兵隊のAAV7は最高速度がたった13.2キロと、水上の走行速度が緩慢となる。
中国はこれまでZBD-05式水陸両用歩兵戦闘車、ZTD-05式水陸両用戦車を開発していた。卓越した機動性と火力を備えていることから、これらは世界最先端の水陸戦闘車両と専門家から評価されている。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年10月30日
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