ここ数日気温が下がり続けたため、北京八達嶺国家森林公園の紅葉嶺景勝地にある約5万本のマルバハゼやカンポウフウなどの落葉樹の多くが色づいた。山や野に広がる紅葉の景観を楽しむために、大勢の観光客が詰めかけている。新華社が伝えた。
八達嶺国家森林公園によると、八達嶺地区の気温は市街地より3~5℃低く、温度差が大きいため、景勝地にある落葉樹がひときわ美しく、鮮やかな色に変色し、秋の紅葉するタイミングもその他の地域より早いという。北京の気温が最近低下したことを受け、景勝地の紅葉率はすでに60%を上回った。
景勝地のあちこちに広がる落葉樹と高い山の頂きに竜が蛇行しているように続く八達嶺長城が秋の雄壮で美しい景色を作り出しており、多くの観光客がその美しさに惹かれてこの地を訪れ、その景色をカメラに収めている。観光客は、林の中の小道をそぞろ歩くけば、手の届くような至近距離で紅葉を鑑賞することができ、遥か彼方には紅葉で色づく長城の素晴らしい壮観も楽しむこともできる。過去のデータによると、八達嶺の紅葉鑑賞のベストシーズンは10月末まで続くということだ。
また、八達嶺国家森林公園は紅葉生態文化イベントを開催しており、学生はキノコと紅葉をテーマとした森林体験活動に参加することができるほか、秋の遠足ツアーや週末の親子連れツアーも、例年通り行われているという。
北京市園林緑化局は八達嶺国家森林公園のほか、オリンピック森林公園や北宮国家森林公園、妙峰山景勝地、戒台寺景勝地などの多くの紅葉鑑賞の名所も、お勧めスポットとして市民に紹介している。現在、北京市内の落葉樹の面積はすでに266平方キロメートルを上回っており、10月中旬から下旬にかけての鑑賞のベストシーズンに突入している。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年10月24日
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