中国の4部・委員会、広場ダンスの全国展開を推進

広場舞（広場ダンス）は、いつでも気軽に、仲間と一緒に楽しめる娯楽だが、「騒音で付近の住民に迷惑がかかる」「場所や施設が完備されていない」といった構造的な問題を抱えていることから、何かにつけマイナス評価を受けがちだ。中国文化部(省)、国家体育総局、民政部、住宅・都市農村建設部の4部・委員会はこのほど、「広場舞活動の健全な展開を指導することに関する通知（以下、「通知」と略）」を共同で発表、広場舞をめぐる環境の整備に乗り出した。北京商報が報じた。

広場舞はここ数年、国民の精神・文化生活の充実や全国民健康運動の展開推進など各分野において積極的な役割を果たしてきたが、広場舞の指導・支援および管理体制に不備があるという問題が、日増しに目立ってきている。今回発表された通知では、「一般市民に根差した、総合的な資質が高い、専業または兼業の広場舞工作チームを複数養成し、文化性・審美性およびフィットネス機能を備え、人々に受け入れられやすい広場舞の作品を発表し、指導性・モデル性のある広場舞ブランドイベントを育てる方針が強調されている。また、通知では、市民が広場舞活動を行える、近隣の便利な場所を確保し、一般市民を対象とした社会管理システムに広場舞を組み入れるよう求められている。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年9月8日