飛行機の機内で一番汚い場所というと、「トイレの便器」を連想する人も多いだろう。しかし、米オンライントラベル・カルキュレーター「TravelMath」の研究によると、一番汚いのは「座席テーブル」だという。中国新聞網が米国メディアの5日の報道を引用して報じた。
「TravelMath」の委託を受けた微生物学者は、4便の飛行機機内と5空港を対象に検査を実施し、表面のバクテリアの数を調べた。すると、「座席テーブル」の表面には、1平方インチ(約6.45平方センチ)の範囲にバクテリアが2155CFU(コロニー形成単位)も存在していることが明らかになった。トイレの水を流すボタンの表面は265 CFUだった。
研究者は、「座席テーブルが汚いのは掃除の回数が少ないから」と説明し、「できるだけ、食べ物を直接置かないように」と注意を呼び掛けている。
「人民網日本語版」2015年9月7日