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内陸型原発 放射性物質の影響は自然放射能の1%未満

 全世界で稼働中の原子炉は435基に達し、電力の16%は原発によって賄われている。フランスでは2012年、総発電量に占める原発の比率が74.8%に達した。韓国は30.4%、米国は19%弱となったが、中国はわずか2%のみだった。科技日報が伝えた。

 中国核工業集団は現在、多くの内陸型原発を建造・稼働している。中国の原発施設は良好な安全記録を保持しており、現在までに2級以上の事件を起こしていない。

 中国国務院「大気汚染防治行動計画」は、「安全かつ高効率に原発を発展させる」ことを求めたほか、2017年までに稼働中の原子炉の総設備容量を5000万キロワットとし、非化石エネルギーの消費が占める比率を13%に引き上げるとしている。

 中国の原発はすでに高度発展の段階に入っており、稼働中の原子炉は17基、建設中の原子炉は29基となっている。しかし福島原発事故などにより、人々は原発の発展に対して懸念を抱いている。中国の内陸型原発の建設条件はすでに整っているのだろうか、環境リスクはコントロール可能なのだろうか。

 人々の原発安全に対する「懸念」について、中国工程院院士の潘自強氏は、「国内外の加圧水型原発の稼働の実践により、原発の排出物に含まれる放射性物質がすでに非常に低い水準に抑えられており、周辺住民への照射は自然放射能レベルの100分の1未満であることが証明されている。既存の原発技術もまた、最良の実行可能な技術を採用し、放射性物質を含む廃水の処理を行うことで、内陸型原発の液体流出物に含まれる放射能の濃度を限りなくゼロに近づけることができる」と説明した。

 潘氏はまた、「中国の原発安全に関する法律と基準、多層的な安全および予防の審査・管理要求により、原発の基本的な安全目標の実現を保証し、人と環境を電離放射の有害な影響から保護することが可能だ」と強調。「現在、原発から排出されている放射性物質の濃度は、火力発電所の石炭燃焼により排出される自然放射性物質の濃度を大幅に下回っている。研究結果により、火力発電所の人々にもたらす放射性物質の濃度が、原発の50倍に達することが示されている」と指摘した。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年9月17日

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