脳の「悲しみの分子」 ストレス源の可能性も
ストレスや不安状態をもたらす「悲しみの分子」が脳内に存在することが研究により明らかになった。科技日報が伝えた。
英医療関連会社の研究チームは、世界で最も強力なX線装置により、脳下垂体の研究を行った。これまでの研究を通じ、脳下垂体がストレス成分を放出することで、ストレス、うつ、不安といった情緒を発症させることは認識されていた。科学者は今回、この反応が脳下垂体細胞の外膜にあるCRF1と呼ばれるタンパク質によって引き起こされていることを突き止めた。
CRF1は脳下垂体に存在し、体温・飢え・感情を抑制するホルモンを分泌する視床下部で検出されたストレス分子を検出する。CRF1がストレス分子を検出すると、親細胞がストレスや不安を感じさせるホルモンを放出するという。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年7月26日