航空機用バイオ燃料、中国が開発に成功
【中日対訳】 24日午前7時8分、シノペック(中国石油化工)の1号航空機用バイオ燃料を使用した中国東方航空のエアバスA320が一時間半の飛行を経て、上海虹橋国際空港に着陸した。これは中国が独自に開発・生産した1号航空機用バイオ燃料が、商業用航空機による試験飛行に初めて成功したことを意味する。中国は米国・フランス・フィンランドに続く、世界4番目の航空機用バイオ燃料を独自に開発・生産できる国になった。シノペックは航空機用バイオ燃料を独自に開発・生産できる中国初の企業になった。人民日報が伝えた。
シノペックの広報担当者の呂大鵬氏は、「今回の試験飛行に用いられた航空企業バイオ燃料は、椰子油、パームオイル、ナンヨウアブラギリ油、アマニ油、海藻油、使用済み食用油、動物性脂肪などの再生可能エネルギーを原材料として生産したものだ。同燃料は伝統的な石油航空用燃料と比べ、二酸化炭素の排出量を大幅に削減でき、環境保護に強い。中国の航空用燃料資源の逼迫を緩和し、使用済み食用油の科学的・合理的な利用の難題を解消できる」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年4月25日