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中国のネット安全、海外からの脅威にさらされる (2)

 ◆アンドロイドでマルウェアが横行

 中国のモバイルネットワークユーザーは2012年に安定的に増加し、スマートフォンの販売数が世界一となり、アプリストアのダウンロード件数が急増した。これと同時に、モバイルネットワークのマルウェアも急速に拡散され、ユーザーのプライバシーの安全を損ね、ジャンクメールを氾濫させており、感染したユーザーに通話料などの損失を生じさせている。

 2012年のモニタリングおよびネットセキュリティ企業に報告された、モバイルネットワークのマルウェアのサンプルは16万2981件に達し、前年比で25倍に増加した。そのうち約82.5%のサンプルは、アンドロイドを対象としたものだった。アンドロイドではマルウェアが横行しているが、これはアンドロイドのユーザー数の急増と、その高い開放性が原因だ。

 ◆海外からのサイバー攻撃が深刻化

 2012年に実施されたサンプリング調査によると、海外の約7万3000のIPアドレスが、トロイの木馬またはボットネットの操作するサーバーとして、中国大陸部の1419万7000台余りのホストコンピュータを制御し、前年比でそれぞれ56.9%・59.6%増加した。

 そのうち米国では1万2891のサーバー(海外全体の17.6%)が、中国国内の1051万2000台余りのホストコンピュータを制御し(海外による制御の74.0%)、いずれも米国が世界最多となった。

 これらの制御されたホストコンピュータは、ハッカーにより遠隔操作されている。これによりユーザーのコンピュータに保存されている情報が盗まれ、ハッカーがこれを踏み台として他者に攻撃を加える可能性もある。

 サイトのバックドア被害に関して、海外の3万2000台のホストコンピュータがバックドア埋め込みにより、中国国内の3万8000サイトを遠隔操作していた。そのうち米国では7370台のホストコンピュータが、中国国内の1万37サイトを制御し、世界最多となった。

 中国を対象とするフィッシング詐欺の拠点の96.2%は海外にあった。そのうち米国では2062台のホストコンピュータが、中国国内のサイトを対象とする1万8230ページのフィッシング詐欺ページを請け負っていた。米国に位置するフィッシング詐欺の拠点は、海外全体の83.2%を占め最多となった。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年7月5日

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