ネット上の「飛行機の座席の安全さの図」の噂を専門家が否定
韓国アシアナ航空のボーイング777型機がロサンゼルスで事故を起こしたことから、「飛行機の座席の安全係数」を示す図がインターネットで広まっている。この図によると、飛行機の前方に座っている乗客が火災から安全に避難できる可能性は65%、後方の乗客は53%となっている。
これに対して専門家は「飛行機には最も安全な位置というものはない」と否定する。飛行機の構造を見ると、最後部は最も弱い場所だが、一般に着陸時は前部の方が低くなるため、前部が最も衝撃を受けやすく、最後部は損害を受けない最も安全な場所となる。乗務員によると、もし飛行機が着陸時に爆発した場合、燃料タンクは翼の中にあるため、中央部分の乗客が最も危険だという。また後部には出口がないため、比較すれば前方の乗客の生存率がより高くなるという。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年7月9日
アシアナ航空機墜落事故