女性ボランティアが落石により死亡
22日午後、ある女性ボランティアが蘆山の地震被災地区への救援物資輸送の途上で、蘆山県内で落石に遭い亡くなった。女性と一緒にいた2人も負傷し、成都に搬送されて治療を受けている。京華時報が伝えた。
成都テレビ局記者の葛暁霞氏によると、22日午後、ボランティアチームの車が成都を出発し、高何鎮を経由して雅安を目指した。車の列が竜門山付近にさしかかった時、山上から巨大な落石があり、先頭の車の助手席に座っていた女性ボランティアを直撃した。
事故が起こった時、同チームのメンバーが落石のリスクを冒してこの女性を救出したが、すでに死亡していたという。
死者は貴州遵義出身の32歳の汪策さんで、遺体は22日夜7時頃に成都の東郊葬儀場に運ばれた。汪さんは成都のある医薬企業で働いており、事故当日は被災地区への薬品運輸を自分から申し出て途上で事故に遭った。知らせを受けた汪さんの家族は22日夜、成都に駆けつけた。
また四川日報網の記者と人民医院によると、汪さんに同行したメンバーの2人もそれぞれ頭蓋底骨折や頚椎骨折の重傷を負った。負傷者2人は人民医院で治療を受けた後、22日午後6時に成都に搬送され治療中である。負傷者2人は51歳と46歳の男性だという。
事故発生地点は長さ約15キロの山道で、地震発生後にはがけ崩れや落石の危険があるため、21日から同区間は交通規制が行われ、救援車輌以外の通行が禁じられていた。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年4月23日